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再生医療REGENERATIVE
MEDICINE TREATMENTS

幹細胞点滴療法とは

幹細胞点滴療法とは?

幹細胞点滴とは?

幹細胞点滴療法は、自分の脂肪から取り出した幹細胞を使って体の「自然な修復力」を引き出す再生医療です。少量の脂肪を採取し、そこから幹細胞を分離・培養して数を増やします。その幹細胞を体内に戻すことで損傷した組織の修復や炎症の抑制を助け、全身的な機能回復の効果が期待されます。自分の細胞を使うため、拒絶反応や重い副作用の心配が少ないのも特長です。
これまでの治療で十分な効果が得られなかった慢性疼痛症候群に対して、痛みの原因から和らげるとして期待が高まる新しい選択肢です。

幹細胞点滴療法のイメージ

点滴によって投与された幹細胞は、血流に乗って全身を巡り、損傷した組織や疾患によるダメージ部位を的確に見つけ出して集まる「ホーミング効果」を発揮します。
この過程で、幹細胞は自ら増殖する「自己複製能」と多様な細胞へと変化できる「多分化能」を備えており、さらにエクソソームや成長因子といった生理活性物質を分泌することで細胞修復や炎症抑制を強力に促進し慢性疼痛への効果が期待されます。

慢性疼痛とは?

3か月以上続く、または再発を繰り返す痛みで、すでに急性期の疾患や外傷の治癒期間を過ぎても痛みが残る状態を指します。

さらに、慢性疼痛に睡眠障害・抑うつ・不安・社会的孤立・ADL(日常生活動作)の低下などが
加わった状態を「慢性疼痛症候群」と呼びます。
このような痛みは、単なる“体の痛み”ではなく脳や神経の働きの変化が関係しており、
一般的な治療では改善しにくいケースも多く見られます。

日本では4人に1人が、「慢性疼痛症候群」に悩んでいます。決して特別なことではなく、だれにでも起こりうる身近な症状です。

ご注意

⽇本国内では医薬品としての承認を受けた治療法ではなく、保険の対象外となります。そのため、治療を受ける際には医師が患者さま⼀人ひとりの状態を確認し、安全性や適応を⼗分にご説明したうえで⾏います。当院では、こうした最新の再⽣医療の知⾒をもとに、患者さまの症状に合わせた最適な治療を心がけています。

「再生医療で注目される様々な細胞について」の詳細にご興味ある方は、こちらをクリックしてご覧ください!

コラム:再生医療で注目される様々な細胞

再生医療に用いられる主な細胞には、幹細胞と体細胞があります。特に、組織や臓器の再生を目的とした治療では、特定の能力を持つ幹細胞が重要な役割を果たします。

幹細胞は、自己を複製する能力(自己複製能)と、特定の細胞に分化する能力(多分化能)を持つ特別な細胞です。再生医療では、その能力の範囲によって主に3つに分類されます。

  • ES細胞(胚性幹細胞)
    多能性があり、体のあらゆる細胞に分化できるが受精卵を使⽤するため倫理的問題がある。
  • 体性(成体)幹細胞
    体内の組織や臓器に存在する、分化能⼒と⾃⼰複製能⼒を持つ細胞。脂肪由来幹細胞も体性幹細胞の一種です。
  • iPS細胞(人工多能性幹細胞)
    ⽪膚や⾎液などの体細胞に特定の遺伝子を導入して人⼯的に多能性を持たせた細胞。

私たちの体には、幹細胞が存在します。
幹細胞は、自らを増やす「自己複製」とさまざまな細胞に変化する「分化」という2つの力を持っています。
この2つの力によって、幹細胞は神経・筋肉・臓器・血液・骨や軟骨など、体を構成する多くの細胞へと姿を変えながら、傷ついた組織の修復や再生を助けます。

体性幹細胞とは

体性幹細胞は、成人の体内(骨髄・脂肪・臍帯など)に存在する幹細胞で、組織の維持や損傷部位の修復に関与します。
分化できる細胞の範囲は限られていますが、採取が容易で安全性が高く、腫瘍化のリスクが低いことが特徴です。
再生医療の臨床応用が最も進んでいる幹細胞群であり、代表的なものには以下があります。

  • 造血幹細胞:血液や免疫細胞をつくる幹細胞
  • 間葉系幹細胞(MSC):骨・軟骨・脂肪などの間葉系組織に分化する幹細胞

間葉系幹細胞(MSC)の働き

間葉系幹細胞は、体の中で組織の修復や炎症の制御を担う重要な細胞です。
単に別の細胞に分化するだけでなく、周囲の細胞へさまざまな生理活性物質を放出して、環境を整える働きがあります。
主な作用は次の2つです。

  • 炎症の抑制
    炎症部位に移動し、炎症性サイトカインの放出を抑え、抗炎症性の因子(IL-10、TGF-βなど)を分泌します。
    これにより、過剰な免疫反応を落ち着かせ、慢性的な炎症の悪循環を断ちます。
  • 組織修復の促進
    成長因子(VEGF、HGFなど)を分泌して血管の再生や組織の再構築を促し損傷部位の自然な回復力を高めます。

脂肪由来間葉系幹細胞が医療現場で使われる理由

間葉系幹細胞の中でも特に、脂肪から採取する「脂肪由来間葉系幹細胞」が医療現場では広く使われます。
その理由としては下記が挙げられます。

  • 採取しやすくたくさんの細胞がとれる
    脂肪の中にはたくさんの間葉系幹細胞が含まれているので、治療に必要な量をしっかりと確保できます。
  • 安全で負担が少ない
    お腹や太ももから、少しだけ脂肪をいただくので比較的負担が少ないです。
  • 炎症を抑える・修復を助ける働きがある
    変形性ひざ関節症をはじめ、様々な病気やケガの治療に役立つと期待されています。

こんな方にお勧め

  1. 1 慢性的な痛み(関節、神経痛、肩・腰・ひざなど)を和らげたい
  2. 2 薬や神経ブロックで改善しなかった
  3. 3 加齢に伴う関節のこわばりや動かしにくさが気になる
  4. 4 全身の組織や機能の回復力を高めたい
  5. 5 痛みで生活の質が下がっている
  6. 6 再生医療に興味がある

下記のような症状に悩む方にも、選ばれています。

治療の特徴・メリット

炎症を鎮めて
神経や組織の修復

痛みを悪化させる炎症性物質(サイトカイン)を抑え、体の免疫バランスを整えることで、痛みの悪循環を断ちます。

自分の細胞を使うため
副作用が少ない

脂肪由来幹細胞療法は自分自身の細胞を使うため、体が異物と認識せず免疫反応が起こりにくいことが特徴です。

体への負担が少ない

点滴で行うため、手術のような大きな負担がありません。
短時間で受けられ、日常生活に支障が出にくい再生医療です。

ご予約・お問い合わせはこちら

ご希望の方は整形外科外来をご受診ください。医師が状態を診て、治療の適応をご説明いたします。

治療の流れ

  1. STEP01

    予約・受付

    電話またはWebよりご予約をお願いいたします。
    受付は当ビル4階にございます。

  2. STEP02

    初診・診察

    患者様の症状を確認し、適切な治療法をご案内いたします。
    ※必ず再⽣医療を⾏えるとは限りませんので、あらかじめご了承ください。

  3. STEP03

    脂肪の採取と培養・加⼯

    事前に採⾎検査を⾏い、結果に問題がなければ、スケジュールを確認し後⽇、脂肪を少量採取します。
    脂肪採取当⽇は、消毒や準備を合わせて1時間前後で終了します。局所麻酔を使⽤し可能な限り採取時の痛みを軽減させて⾏います。
    採取した脂肪から幹細胞を外部(日本バイオセラピー研究所)に委託し抽出し、培養します。点滴になるまでに4週間程度のお時間をいただいております。

  4. STEP04

    培養幹細胞の投与

    培養・増殖したご自身の幹細胞を投与いたします。投与は静脈への点滴(約250mL)でおこないます。この点滴液には1億個程度の細胞が含まれ、約1時間かけて患者さまの状態を確認しながら点滴します。

  5. STEP05

    定期的なフォローアップ受診

    幹細胞投与から3ヵ月、6ヵ月、12ヵ月後に受診していただきます。受診の際にはフォローアップシートに従って症状の評価をおこないます。特に、海外在住の方など遠方居住の患者様では、フォローアップのための来院が困難なタイミングについては、紹介元の医療機関を介した検査数値の提供をお願いしております。

費用(税込)

※自由診療のため、健康保険は適用されません。

基本価格

プラン名 細胞数・構成 税込価格
点滴投与(初回) 約1億個 2,500,000円
点滴投与(2回目以降) 約1億個 2,200,000円
幹細胞の治療法には点滴注射の2つ方法があります
項目 幹細胞点滴療法(点滴) 培養幹細胞療法(注射)
投与方法 静脈点滴で体内に幹細胞を投与 痛みや損傷部位(関節・皮下など)に直接注射
作用の範囲 血流を介して全身を巡り、必要な部位に集まる(ホーミング効果) 注入部位周辺で集中的に作用し、組織修復を促進
目的 慢性疼痛の緩和・免疫調整など 関節、筋肉、皮膚などの局所的な再生・修復

副作用・受けられない方について

治療を受けるにあたり、以下に該当する方は、リスクが高いためヒト自己脂肪由来間葉系幹細胞を用いた幹細胞点滴治療をおすすめすることができません。
※状態が落ち着いており医師が治療可能と判断した場合はこの限りではありません 。

よくあるご質問

当院での診療や自由診療のご利用にあたり、患者様から多く寄せられるご質問をまとめています。
保険診療と自費診療の違い、検査や治療の流れ、他施設との連携についてなど、初めての方にも安心いただける内容ですのでご覧ください。

Q ⾃分の脂肪を使うのなぜですか?
A ご⾃身の細胞を使うため、拒絶反応や感染のリスクが低く、安全性が高いとされています。脂肪は幹細胞が豊富に含まれているため、治療に適しています。
Q どのように⾏われますか?
A 1. お腹や太ももから少量の脂肪を採取します(局所麻酔で⾏います)。
2. 専⾨施設で幹細胞を培養し、1〜2か⽉ほどかけて数を増やします。
3. 増やした幹細胞を関節などに注射で戻します。
Q 痛みはありますか?
A 脂肪採取は局所麻酔で⾏うため⼤きな痛みは少なく、注射での投与も通常の関節注射と同じ程度です。
Q 副作⽤やリスクは?
A 採取部位に⼀時的な腫れや内出⾎、注射部位の痛みや腫れが出ることがありますが数⽇で落ち着くことが多いです。⼤きな副作⽤は少ないと報告されています。
Q 効果はどのくらい続きますか?
A 個人差はありますが、半年〜数年にわたり症状の改善が期待できます。効果を長持ちさせるには、⽇常⽣活での関節への負担軽減も⼤切です。
Q 他の再⽣医療との違いは?
A PRP療法:患者さま⾃身の⾎液から作った濃縮⾎⼩板を関節や組織に注射する治療です。⾎⼩板に含まれる成長因子が、組織の回復や炎症の抑制をサポートします。
Q 保険は使えますか?
A 培養幹細胞治療は⾃由診療(⾃費診療)となり、健康保険は適⽤されません。費⽤についてはクリニックにお問い合わせください
Q 費用や回数はどのくらい?
A 症状や部位によって異なります。1回で効果を感じる方もいらっしゃいますが、3回程度を1クールとするケースが一般的です。詳細は診察時に医師よりご案内いたします。
Q 他のクリニック・病院との連携はありますか?
A はい、当院は医療法人社団鴻愛会の一員として、こうのす共生病院やOKP With Lifeクリニックと連携しています。必要に応じて検査・手術・リハビリ・在宅医療などのスムーズな紹介が可能です。
Q 手術が必要になったらどこで受けられますか?
A 手術が必要と判断された場合は、グループ内のこうのす共生病院をご案内いたします。同院では整形外科手術や再生医療(PRP・幹細胞治療)にも対応しており、当院と連携しながら安心して治療を受けていただけます。

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