再生医療REGENERATIVE
MEDICINE TREATMENTS

PRP治療とは


多血小板血漿(PRP: Platelet Rich Plasma)とは人が生まれながらに持っている「自然治癒力」を活かした治療法です。
血小板の役割はかさぶたを作って出血を止める以外にも、固まる際に成長因子と呼ばれるさまざまなタンパク質を放出することで傷ついた組織の修復に作用することが知られており、その数は現在判明しているだけでも300種類以上に及びます。
この血小板や血漿に含まれる成長因子は、腱・靱帯・軟骨などの運動器組織の再生に重要な役割を持つことがわかっており、血小板を濃縮して得られたPRPを関節内などの痛んだ部分に局所注射することで、炎症の抑制による痛みの緩和や血管新生による組織修復などに貢献することが期待されます。
また、PRPはごく少量の採血(約20ml)から作成できるため体への負担はほとんどなく、安全に治療を行うことが可能です。

PRP治療の特徴


PRP治療は、患者様自身の血液から抽出した多血小板血漿を使用するため、拒否反応やアレルギーのリスクが非常に低く、安全性の高い治療法です。治療に必要な採血量は少量で、体への負担がほとんどありません。

  • ●日帰りでの処置が可能である。 
  • ●治療後から普段通りの生活が可能である。 
  • ●治療手技が簡単で、治療痕が残りにくい。 
  • ●何度でも受けることができる。 
  • ●超急性期、急性期、亜急性期、慢性期のどのタイミングでも受けることができる。

当院では高濃度PRP(HD-PRP)と低濃度PRP(ACP-PRP)の治療を行っています。

患者様の症状に合わせて治療を選択します。

特徴HD-PRPACP-PRP
血小板濃度高い低い
白血球含有数多い少ない
適応症状重度の損傷慢性的な疾患軽度の炎症や組織の修復スポーツ傷害

期待できる効果

●関節痛の緩和(慢性的な痛みの軽減)

●損傷した組織の修復と機能改善

●関節や筋肉の動きをスムーズにし、日常生活の質を向上させる

●自然治癒力を活用した症状の根本的な改善

こんな方におすすめ(症状)

  • ●スポーツ外傷や事故による機能障害がある方
  • ●加齢による関節や筋肉の機能低下に悩んでいる方
  • ●標準治療(保険治療)を受けても症状が改善しなかった方
  • ●手術治療を希望しない方
  • ●疼痛(痛み)の緩和や機能改善を目指したい方

デメリット

  • 効果は個体差がある
  • ●疾患を根本から治す治療ではない
  • ●数日間、炎症(痛み、熱感、赤み、腫れ)を伴うことがある
  • ●PRP を投与する膝関節に感染症(化膿すること)が起こる可能性がある
  • ●一度効果を得たとしても、人によっては効果が持続せず、数か月後に効果が低下する場合もある
  • ●社会保険・国⺠健康保険など医療制度上の保険で受けることができない 

副作用

PRP治療では、患者様ご自身の血液を使用するため基本的に副作用は起きないと考えられています。

ただ、PRPを注射した後は3~4日間、痛み、熱感、赤み、腫れなどが出ることがあります。

それらの症状は自然に消えていくので様子をみるようにしてください。

ご不安な症状があれば、当院へお問合せください。

治療を受けられない方

以下に該当する方は、リスクが高いためPRP治療が受けられません。

  • ●癌と診断され、あるいは治療を受けている方。
  • ●抗癌剤もしくは免疫抑制剤を使用している方。
  • ※状態が落ち着いており医師が施術可 能と判断した場合はこの限りではありません 。
  • ●明らかな感染を有する方
  • ●発熱( 38.5 ℃以上)を伴った方。
  • ●1ヶ月以内に同療法を受けたことのある方
  • ●重篤な合併症(心/肺/肝/腎 疾患、出血傾向、 コントロール不良な糖尿病や高血圧など) を有する方
  • ●薬剤性過敏症の既往歴を有する方
  • ●その他、担当医が不適当と判断した方

使用製品について

**準備中**

治療の流れ

STEP.1 初回受診

患者様の症状を確認し、適切な治療法をご案内いたします。
※必ず再生医療を行えるとは限りませんので、あらかじめご了承ください。

STEP.2 治療説明と同意書の取り交わし

カウンセリング(IC)を行います。
治療について患者様・御家族と一緒に考えていきます。

STEP.3 PRPの投与

患者様の血液を採取し、帰宅していただけます。
血液は約20ccの血液を採取しています。献血は200cc〜400ccですので、献血より少ない採血量です。
採血した血液を専用の機器によりPRPを抽出します。
抽出したPRP(約2cc)を患部に注射します。

STEP.4  定期的なフォローアップ受診

施術後、状態や経過を確認するため、定期的に経過観察を行います。

 1週間後 4週間後 8週間後 
診察 〇 〇 〇 

※施術後の症状に応じてこの限りではありません。

治療期間

継続して治療することで、長期間にわたる効果の持続が期待できます。

通院回数

1ヵ月に1回

治療後の注意点

●治療当日は激しい運動や長時間の入浴を避けてください

●注射部位を清潔に保ち、炎症が見られる場合は医師に相談してください

●症状改善の進行を確認するため、定期的に経過観察を行います

料金

**準備中**

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